今日のレジェンド

今日のコーチは茶原さん。
テーマはアンギュレーション。
アンギュレーションを取るためにフロントサイドでは左手で左足のかかとのエッジを、バックサイドでは右足で右足のつま先のエッジを触る練習を行う。
この練習の前段階としては姿勢を低くするために小さくしゃがんで滑る練習を行った。
両手を前に小さくなるパターンや、右手を腰にあて左手で膝やブーツをさわりながら姿勢を低くするパタンがある。
エッジを触りに行くときは上半身をノーズ方向に大きく被さないと届かない。自分の限界と思ったところからさらに先を触りに行くことにより今までの滑りの感覚とは違うものを感じた。エッジをさわるという行為に集中することによって今までの滑りの殻を破るきっかけをになった気がする。エッジを触りに行くときは体は自然とひねられる。ただしひねりの意識が強すぎるとローテーション過多になる。あくまでもエッジをさわる(=雪面に体を近づける=雪面に力を伝える)ことが大事。
このとき触りに行った手と逆の手も雪面を押さえにいく。内側と外側の押さえ方のバランスでアンギュレーションをとるとやりやすい。深いターンをしないときでもこのやり方は使える。
別のイメージとしては肩のラインに意識を集中しても良い。肩のラインを斜面に対して平行移動させる感じでクロスオーバーするとからだが開かない。
午後はターン後半で遠心力に逆らわずにエッジの切り替える練習も行う。足下の操作と上半身の動きが上手く連動しないとスムーズに切り替えられない。個人的にはエッジの切り替えがはっきりしない(=もたつく)感じがする。
今日の練習は提示されたヒントはエッジをさわる(=アンギュレーション)という1点だったが、自分で限界以上の動きに挑戦することによって今までに無かった感触を感じることが出来た。
レジェンドでもスクールでもどうしても受動的になってしまっていたが、今日のように自分でイメージして、試して、感じるというサイクルを回すことが出来れば主体的に練習に取り組むことが出来ると今更ながら感じた。
自分で勝手に限界を決めてしまわずにその限界の先にあるものを求めなければ何事においても上達は望めないと実感した。