成果より大事な職場の空気

NBonlineより

成果より大事な職場の空気

 リストラの名の下に断行された人員の削減が引き金となり、日本でも人材の流動化が進んだ。それに伴って、日本企業の多くが若手社員の大量離職や優秀な中堅社員の流出といった“副作用”に悩まされている。

 そうした中、「エンゲージメント」という新たな人事管理の指標が日本の人事専門家の間で注目を集めている。人材流動化の副作用を日本より先に経験した米国で発達した指標で、企業が社員とどれだけ良好な関係を築けているかを測定する。関係が良いほど、社員の離職が少なくなるという考えが背景にある。

 エンゲージメントという指標を高めて社員の離職を防ぐために何をすべきなのか──。企業のエンゲージメントの調査を手がける米大手人事組織コンサルティング会社、ヒューイット・アソシエイツの日本現地法人社長を務める舞田竜宣氏に伺った。

(本誌による要約 日経ビジネス 中野目 純一)