Good Apollo I'm Burning Star IV,Vol. 1: From Fear Through the Eyes of Madness by Coheed and Cambria

アメリカ出身のロックバンドのライブアルバムを挟んでの4th。
Second Stage Turbine Bladeから始まる4部作の第4部の前編にあたる。
2部構成ということもあるのか今までのアルバムとは構成が異なるように感じた。
前作のイントロをモチーフにしたシンフォニックなイントロから、いつもであればアルバムラストに納められているアコースティックな曲へ。そして実質的なアルバム一曲目はB誌のインタビューにあったように、ギターのリフやシンフォニックなアレンジは、Led ZeppelinのKashimirを思わせる大曲。ただ、中間の展開などはいかにも彼ららしい疾走感もある。
その後の2曲は非常にポップなメロディを持つ名曲。音作りはまったく異なるがSignalsあたりのRushを連想した。
アルバムの後半は今までの作風の延長線上にあるもののよりソリッドになった印象。
そして本編の最後の曲はPink Floyd風だ。
アルバムトータルではバラエティに富んでいるのにすごく統一感がある。
彼らは元々お気に入りのバンドだったけど、今は特別なバンドの一つであるといえる。
95点