「iPod」の戦略と歴史

PC Watchより

iPod」の戦略と歴史
この表でまず思うのは、初代iPodが出てまだ4年しか経っていない、ということだ。たとえばソニーの初代メモリースティックウォークマンが発表されたのは'99年9月。実に2年先行したことになる。しかも初代iPodMacintosh用であり、シェアの高いWindowsを正式サポートしたのは2002年7月の第2世代iPodから。ここからカウントすると、ソニーには3年のリードタイムがあったことになる。
この間ソニーをはじめとする他社は、64MBや96MBといったチマチマした容量のフラッシュメモリベースのプレーヤーや、メモリースティックやCFといったフラッシュメモリカードを用いたプレーヤーをリリースしていた。発想としては、それまで長年使われてきたメディア交換型プレーヤー(カセットプレーヤーやCDプレーヤー、MDプレーヤー)を、フラッシュメモリで再現しようとしていたわけだ。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2005/1021/hot389.htm

それまでソニー製の(カセット・CDの)ウォークマンをずっと使ってきた自分が、初めてシリコン・HDDタイプのプレーヤーを所有したのは2000年発売のC404Sでした。SonicStage(そのころはOpenMG Jukeboxでしたが)とのつきあいは結構長いことになります。
海外製のオーディオプレーヤーがほとんどだったそのころのオーディオプレイヤーとしては結構いい作りだったとは思います。リモコンの使い勝手(電話がかかってくればリモコンで話せたりとか)も良好でした。個人的に欠点だと思っていたのはバッテリの持ちで、本体と同時購入で予備バッテリも買ったのですが、良くて1日しか持たなかった記憶があります。
そのころはATRAC3 128Kbpsでエンコードしていたのですが、それでも64MBのメモリースティックには多くの曲は入らず私的ベスト盤プレイヤーとなっていました。
PCでの音楽再生環境がイマイチだったこともあってそのころはPCですべての音楽データを管理しようとは思っていませんでした。
次の転機はNetMDの登場でした。音楽プレーヤーとしては1日の長があったMDプレーヤとPCとでデータの共有化が出来るということでここでPCですべてのCDを管理することに決めました。サウンドボード(Onkyo-SE80PCI)とAVアンプ(DENON AVC2870)を導入したのはこのころでした。データの転送速度に不満はあったものの音楽プレーヤーとしての機能は以前のCD-Walkman同等以上だったので全体的な満足度としてはかなり高かったと思います。
そして次はNW-HD1です。MD数十枚分のデータがディスクの入れ替えなしで利用できる点に非常に魅力を感じ乗り換えることにしました。このころ真剣にiPodと悩んだのですが以前に書いた理由でNW-HD1にしました。NW-HD1とともにATRAC3Plusという新しいCodecが導入されすべてのCDをATRAC3Plus256kbpsでリッピングしなおしました。今思えばこのタイミングがiPodに乗り換えるもっとも良いタイミングだったのかもしれません。
自分の音楽プレーヤーのスタートがC404Sだったので自然とCodecはATRAC3になりました。そのために基本的には他のメーカー(東芝とか)のプレイヤーにはほとんど興味を持ってきませんでした。それでもiPodは別格です。
上記の記事にあるように2年後のiPodを超えるWalkmanを1年以内にSonyには是非出してもらいたいと思います。そうすれば1年後にはまたちゃんと買い換えますから、、、、。