スパークプラグ交換

先日のアイドリング不調ですが、スパークプラグの不良が原因でした。
目視では特に問題がないように見えたのですが、4本のうち1本が着火能力が落ちていたようです。
回転数が上がったときには吸排気がスムーズに行われ、燃料と空気が十分に混ざった状態では、その着火能力の低下の影響を感じ真戦でした。しかしアイドリング時のように燃料と空気の混ざり具合が不十分の時には着火能力の低下により上手く火がつかずそのことがアイドリング時の振動につながったということです。
ではなぜスパークプラグの不良がおこったのかということなのですが、前回交換からまだ4ヶ月/5000キロしか乗っていないことから考えても、これは個体差としかいいようがないようです。工業製品なので致し方ないとあきらめるしかないようです。ちなみにNGKのプラグですが、今回は不良品であったのですが、ルノー神奈川厚木インター店のメカニックの方はルノー車/日産車にはベストな選択であると考えていらっしゃるとのことです。国産だとデンソーがありますがサイズの選択肢の幅が少ないということ、海外のものは製品の質に差があること、以上を理由としてあげていらっしゃいました。ちなみにルノーの純正品としてプラグがあるのですがこれはNGKOEMとのことでした。
今回の点検ではそのアイドリング時の振動によりTDC(Top Dead Censor)のコネクタ部分に接触不良が発生し、コネクタを外して配線をセンサーに直づけする作業も行ってもらいました。
TDCはエンジンのフライホイール部についているセンサーでピストンのヘッドの位置を監視するために付いているものだそうです。それぞれのピストンのヘッドの位置に合わせて燃料の噴射などのコントロールを行っている重要なセンサーで、このセンサーが機能しなくなるとエンジンのコントロール不能になり結果としてエンジンは止まってしまうとのことです。実際に今回のトラブルシューティングの途中にTDCのコネクタ部分の接触不良が原因でエンジンが止まるという現象が起こっており、今後のためにも直づけすることにしました。TDCのコネクタはルノー車では共通らしいのですが、一般的にこのコネクタ部のトラブルは多い傾向にあるとのことでした。
その他にはトラブルシューティング途中にスロットルチャンバー内のスロットルバルブにカーボンが付着しており、弁を閉めたときに閉まりきらないという状態になっていたとのことです。今回のトラブルには関係はありませんでしたが、スロットルバルブの制御に悪影響を与える可能性があるとのことでスロットルチャンバーの清掃作業もお願いしました。スロットルチャンバーの汚れは走行の仕方によって汚れ方に差があるとのことで、町乗りメインの条件が悪い場合には2万キロ程度でも汚れが酷くなるケースもあるようです。
上記の作業に加えあらかじめ予定していたエアクリーナーエレメントの交換も実施し今回の作業内容は下記の通りとなりました。

  • エアクリーナーエレメント交換工賃 3200円
  • エアー エレメント 1730円
  • スパークプラグ交換工賃 5500円
  • スパークプラグ(NGK イリジウムMAX) 7200円
  • スロットルチャンバー洗浄作業工賃 15700円
  • TDCコネクタ加工工賃 10800円
  • 値引き 2120円
  • 合計 44111円
  • 走行距離 73995km

4万円の突然の出費は痛いですがATやエンジンが壊れるという大きなトラブルでなくて良かったと前向きにとらえたいです。ルノー神奈川厚木インター店が専売店になってメカニックの方も全員新しい方なったのですが、今回の作業とその後の説明から新しくいらした方の技術に対して信頼を持てるようになったのも成果といえるかもしれません。
すでに保証期間は過ぎているので今回はすべて自腹だったのですが、もし保証期間中だったらこれらは無償で行われたのか。気になるところです。