人生って駄目だと思ったときが出発点

nikkansports.comより

人生って駄目だと思ったときが出発点
もし失敗や挫折がなかったら、冒険の価値は半減する。できるかどうか、未知だからこそ挑戦の意味がある。成功後の商売の微分積分まで計算済みの計画も悪くはないが、中島正晃さんの「手作りボート遊び」は危うく、面白い。事実、10年ぶり2度目の大航海となった昨年は大失敗だった。
中島「今度は9月には南フランスのサントロペ近くから出航して3万キロを8カ月、5月末に横浜に着きたい。すでに全長6メートル、幅1・6メートルの内枠を作っている。今度は失敗したくないが、人生ってのは駄目だと思ったときが出発点なんだ。冒険を通してそれを子どもたちに伝えたい。尊敬してもらうより、『ふん、僕だっていつかやってやらあ』と反抗される方がもっとうれしい。やって駄目ならまたやればいい。ヘッセが『愛することのできる人は幸せだ』という本を書いた。愛されるかどうか心配しなくても、自分が先に愛すればいいんだ。今の日本に必要なのは、そういう行動力ではないか」。
http://www.nikkansports.com/ns/sports/goto_sa/goto_sa_050419.html