年末の過ごし方

ここ数年、母と出かけることが多いです。
遊んでくれる友達がいない(いや、少ないにしておこうかな)こともあるのですが、意識的に母を連れ出しているところもあります。
母を連れだそうと思うきっかけになった一言は祖母の「大台ヶ原に行ってみたかったけどもうこの年になったら無理だねぇ。」でした。
祖母はまだまだ元気なので、その気になれば大台ヶ原に行けるとも思うのですが、老いていくにつれて同じ時間を過ごすことが出来なくなるのも事実です。
だから、母が元気なうちに行きたいところに出来るだけ連れて行ってあげたいと思うのです。
今年は大晦日に大町にある葛温泉に宿を取りました。未だにホームヘルパーとしてハードワークな母にのんびりしてもらえればと思います。
本当は父も一緒に出かけたいのですが、叔父と違って出不精なので家でのんびりしたいとまだ連れ出すことには成功していません。定年を迎えた今後は何とか連れ出したいところです。
同じことを書いた気がしますが、うちの家族は住んでいるところは東京・神奈川・兵庫とバラバラなのですが、バラバラだからこそ年に数回集まることを大切にしているような気がします。メールなどで連絡もけっこう密にとっていますし。距離を埋める技術が新しい家族像を生み出すような気がする今日この頃です。
同じ時間を過ごすことが出来なくなる日が来てしまうことは避けられません。その日が来るまではその時間を大切にしたいと思います。