自殺者数最悪・『心の病』への対策が必要だ

読売新聞社説より

昨年一年間に自殺した人は三万四千人余に達した。警察庁が統計を取り始めた一九七八年以降、最悪の数字だ。交通事故で死亡した人の数より四・五倍も多い。全体の73%は男性である。未成年者から高齢者まで、すべての年齢層で増加した。

 動機別では、借金や生活苦、失業、事業不振など、経済的な問題で命を絶った人が、四、五十代の働き盛りの人を中心に前年より千人近く増え、八千八百九十七人もいた。長期にわたる不況と雇用不安の影響があるのだろう。
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20040722ig90.htm

経済的な理由で命を絶つ人がこんなにいる国が、“敗者”のやり直しが易しい国だと言えるのだろうか?